義母がお世話になった緩和ケア病棟に、デイコーナーと呼ぶリビングがあります。 そこで毎週金曜日に、pm3:00からボランティアの人たちがティータイムをなさっておられます。
10/3(金) たまたまその時間、病室に居合わせたわたしに、ピアノの美しいメロディが。
その美しいメロディに惹かれて、デイコーナーに足を運んでいました。 見ると、ボランティアの方がピアノを演奏されていたのです。
その曲が終わると、譜面を差し出されているご家族の方がいらっしゃいました。
「これをお願いします」 そこには『野風増』とありました。 「どなたかご存知の方、歌ってくださいませんか?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あのう、河島英五さんの野風増ですね。歌いましょうか」といってしまったのです。
少し、音合わせをして
「♪お前が 二十歳になったら 酒場で二人で 飲みたいものだ ぶっかき氷に 焼酎入れて つまみはスルメか エイのひれ ・・・・・・野風増 野風増 男は夢を持て♪」
患者さんとそのご家族の方、またほかの患者さんやボランティアの方、看護師さんにも拍手をいただき、感謝です。 「ありがとうございました。」といいますと 「こちらこそ、ありがとうございました。」と
「また、元気に歌ってくださいね」 「地声だけはでかいので・・・あ、はい(笑)」
周りを見渡すと、こんな会話にもみなさん笑顔なんですよ。 患者さんに、今生きているということを感じてもらえたでしょうか。
生き生きされている様子を見ることができて、わたしも嬉しかった。。。
※野風増(のふうぞ)とは、もともと岡山県(中国地方)の方言で、生意気なとか、つっぱる(立ち向かう)という意味で使われていたそうです。
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テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体
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