親鸞聖人750大遠忌が近づき本願寺周辺の寺関連建物の修復等が終わりに近づきありますね。
この本願寺伝道院（京都市指定文化財）も覆いを外し、内装仕上げ工事が本詰めのようです。


明治45年に竣工。ルネッサンス様式やゴシック様式といった西洋一辺倒だった、明治時代から大正時代にかけての近代建築史において、あえてアジアを意識した、斬新な建物であります。
建築当初は「付属屋」「倉庫」「物置・人力車置場・便所」などがありましたが、現在は「本館」だけが残っています。
　その本館は赤レンガ造り一部塔屋付二階建て（最高部の高さ約21m）のインド・サラセン様式のエキゾチックな建物。周囲を取り巻く御影石
一本造りの一柵の柱頭には、ライオンや羽を持つ像など動物の彫刻が施されています。
内部はケヤキ造りの階段や、高い天井から吊り下げられたアールヌーボー、セセッション等のシャンデリアという装飾に富み、重厚な印象です。
（説明文を一部引用）


10年もブルーシートがかかったままだったらしい。
それは補修工事の資金繰りが付かなかったらしいのです。
明治45年より以前は日本の建造物は木造が主流だったんですよね。
その時代に伊東忠太（設計者）は「建築進化論」を提唱しています。
ううん、近代建築の始まりなんだ。。。。。

アジアを意識したとありますが、わたしにはインド風のドームくらいかな（笑）

公開が楽しみです・・・・・内装がどのような仕上げになっているんだろう？

京都市下京区正面通油小路玉本町196　京都駅より徒歩約10分

◆ 歩数　　　　　　　　 5785歩
◆ 距離　　　　　 　 　 3.5km