フェルメールからのラブレター展 コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ
京都市美術館へヨハネス・フェルメールを見に行きました。 それは、10年ほど前に大阪市立美術館で『真珠の耳飾りの少女』を見たとき、 こころを鷲づかみにされたからです。
そうです!あのフェルメールブルーに!
当時としては大変貴重なラピスラズリを砕いた顔料、ウルトラマリンの青です! 抜けるような青空のことをフェルメールブルーと称したりしますもんね。
今回は「手紙」をテーマにしたオランダの画家の絵画を展示してありました。 17世紀のオランダ社会での人々のコミュニケーションを 絵画を通して知る事ができる展示でしたね。
当時は電話やケイタイ、またメールなどが無かったので「手紙」が 貴重な意思伝達手段だったよな。
だから、家族や恋人たちの語らいが数多く見られましたね。 特に、中流階級の人々の暮らしを表現する作品が多かったです。
フェルメールの作品からは35点くらいしか現存しないと言われる中の 貴重な3点が展示されていました。
◆ 門外不出の『手紙を読む青衣の女』・・・・・修復後世界初公開です! ◆ 『手紙を書く女』 ◆ 『手紙を書く女と召使い』
フェルメールは光と影が重要な画だと思います。 人物も緻密に描かれていますが、とっても表情がやわらかい。 ルノアールもこんな感じだったかな。。。
細部まで精密に描き込むこの時代のオランダの画家たちは、 好んで鮮やかな色を多様していますが、フェルメールは淡い色使い。 色合いが良いと思ったのは、わたしだけじゃないでしょう、きっと。。。
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